なぜ投資をするのか

なぜ投資をするのか?この記事にはこの先も何度か立ち戻ってくることだろう。


将来の安心のため。つまらない答えだが、まずこれだ。僕の仕事は、専門職ということもあり、食いっぱぐれる心配は少ないが、長く続けていれば給料が上がっていくという世界ではない。つまり、この先も収入アップが見込めない。また、ボーナスもない。これはでかい。会社員の人のボーナスの話を聞くとついついうらやましくなる。こればかりは仕方がない。


どんなに一生懸命仕事しようがサボろうが、僕が今と同じ仕事をし続ける限り、給料は変わることはない。僕はいくつかの仕事を掛け持ちでやっているが、その中のほとんどは単年契約だ。派遣社員と同じようなものだと考えてもらっていい。仕事だけでは将来の安心、安定が見込めないから、資産運用しようという考えになった。


僕の理想は右肩上がりで資産を増やすことだ。投資をやる以上全く損をしないなんて無理だということは重々承知しているが、そのために長期投資(投資信託+iDeCo)と短期投資(IPO+株式投資)に分配して、リスクヘッジできればと思っている。



もう1つの理由は自分の力で稼ぐという感覚がほしいからだ。今の仕事で得ている収入は、自分の力で稼いでいるとはあまり思っていない。専門職という肩書きがあるから。所属する組織の恩恵に預かっている。資格や組織の傘のおかげで食えているのは本当のところだ。個人の能力で稼げているかというと、否だ。仕事の能力を高めたいという気持ちはある。本業での実績を積み上げていくことも大切だ。だが、仕事の成果を出せばそれに伴って収入が増えるかというと、それは違う。お金にならない仕事はやりたくないということか?そうだ。仕事には対価が支払われるべきである。逆に言えば、対価に見合うだけの価値ある働きをしなければならない。僕の専門職としての能力はまだまだだ。まだ専門職と言えるだけの働きができていないから、最低でも資格に見合ったレベルには上げないといけない。


では投資は自分の力で稼いでいるのかというと、それもまた違う。投資信託はプロの「投資」家を「信」用して委「託」しているだけで自分が情報収集して投資先を決めているわけではない。結局は人に任せているだけだ。IPOだって、結局は他のブログの評価などを参考に決めているから、最終的に決めるのは自分だけど、自分の実力とは言いがたい。IPOと投資信託だけなら、とても自らの投資スキルで稼いでいるとは言いがたい。だから、もう少し余裕が出てきたら、株式投資をやってみたいと思っている。安定していて、成長が見込めて、経営陣も応援したいという人たちで、ここなら投資したいという企業に投資してみたい。今はどういう業界に活気があって、逆にどういう業界は苦境にいて、どういう会社が成長するのか、会社をどんなポイントで見ればいいのか、わかるようになりたい。


たまに、自分は給料をもらっているが、成長できているんだろうか?と考える。資産運用は将来の資産を増やすため。それは間違いない。でも、お金を増やしたいだけでなく、自分の能力も右肩上がりに上げたい。でも、その能力って具体的に何を言うのか?それがまだはっきりしていない。焦りを感じる。今後30代、40代になるにつれ、能力も収入もどんどん差が開く。チャレンジしない人は取り残されていく。自分は生き残りたい。